4月に入り入学や入社、または新しい部署に移動したりと環境が大きく変わることの多い季節。新しく環境が変わるとどうしても気をつかうことが増えていつの間にかストレスが溜まったりして、疲れることも多いですよね。そこで今回は心理カウンセラーとして活躍する根本裕幸さんの新刊『いい人すぎていつも損してる自分の守り方』(青春出版社)から、いつもご機嫌でいるためのヒントを抜粋紹介します。
多くの人が「いい人」でいることにつかれている
私はカウンセラーとして様々な方のモヤモヤ体験談を聞いていますが、「損してる」と感じる人は「自分が我慢すれば…」という気持ちが強い方が多いです。カウンセリングやセミナーなどでは「いつも自分は相談される側で、自分が相談すると誰も何も言ってくれない」という話もよく耳にします。「なんでいつも自分は聞き役なの?私だって話を聞いてほしい!」って思いますよね。
でもじつは「面倒を見られる側」は、面倒を見てくれる人に対して甘えの気持ちが生まれます。甘える相手から逆に甘えられても、それは違うと感じてしまうのが人の心理なんです。
たとえば「いい人過ぎて損してる」という体験談の中にもそういった心理が隠れています。