米著名実業家のイーロン・マスク氏はツイッターを買収しようとしているが、筆頭株主ではなくなった。資産運用大手バンガード・グループが先ごろツイッター株を買い増し、マスク氏を抜いて筆頭株主になったためだ。米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、バンガードは4月8日、ツイッター株10.3%に当たる8240万株の保有を開示した。この届け出によると、バンガードは1~3月のある時点でツイッター株を買い増した。調査会社ファクトセットによると、昨年末時点の同社の保有株式数は6720万株だった。ツイッター株の13日終値に基づくと、バンガードの持ち分の価値は37億8000万ドル(約4760億円)。ファクトセットによると、マスク氏から筆頭株主の座を奪うには十分だ。