現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
まわりの「否定から入る人」
あなたの周りに「否定してくる人」はいますか?
僕もよく相談を受けるのですが、仕事関係や家族の付き合いで、「なぜ?」「どうして?」と詰めてくるような人がいるらしいのです。
テレビ番組であれば、僕も議論したり戦ったりします。
ただ、プライベートではそんなに言い争いはしないほうがいいと思っています。
ということで、「否定してくる人」への対処法について述べてみましょう。
チャレンジする人は「肯定」から入る
なんでも否定してくる人は、どういう心理なのでしょうか。
それは、相手の失敗を「私はわかっていたよ」と後から言いたい人です。
あまり自分から冒険をしたり、チャレンジをするようなタイプは、残念ながらいません。
だって、チャレンジするタイプの人は、「いいね!」「たしかに!」と、肯定から入ることが多くなるからです。
なので、否定されたら、まずはイラッとせず、「この人はチャレンジしないタイプの人なんだな…」と思うようにしましょう。
否定されたら「ありがとう」
次に、言い返すかどうかです。
否定されると、ムッとしてこちら側も反射的に反論したくなるかもしれません。
ただ、そこはいったん我慢です。
頭の中で、「この人はチャレンジしないタイプなんだ……」と想像しながら、口では「ありがとう!」と言ってみましょう。
否定されたら、「ありがとう」です。
そして、そのアドバイスは無視します。一理あるなら受け入れればいいでしょうが、的外れだと思ったら無視すればいいんです。
特に感情も込めない「ありがとう」を、言い慣れるようにしましょう。こんなものは、とにかく「慣れ」です。
「気にしいの人」は、否定してくる人を説得したり、その人の顔を立てないといけない思いに駆られます。
でも、そこまで考える必要はないんですよね。「ありがとう」の一言だけで、さっさと自分のことを考えるようにしたほうがいい。
ということで、「なんでも否定してくる人」に振り回されない人生を送るようにしましょう。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。