ひろゆきがこっそり明かす「貯金もダイエットも、すべてが成功する」たった1つの方法ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

新年度の「目標」は何?

 そろそろ新年度ですね。

 新しい目標を立てたりする時期だと思います。

「ダイエットに成功するぞ!」
「貯金をはじめるぞ!」

 など、今年こそなんとかしたいことがあると思います。

 悪い習慣をやめて、いい習慣を始めるためには、たった1つのコツがあります。それについて説明していきましょう。

「手間」を省くな

 たとえば、アマゾンや楽天のようなネットショップがありますよね。

 そこで無駄遣いをしないためには、どうすればいいと思いますか。

 答えは簡単です。

クレジットカードを登録しない」です。

 なぜ、人は衝動的に買い物をしてしまうかというと、「いつでも買い物ができる状態にしているから」です。

 つまり、簡単にクレジット決済ができない状態でいれば、いちいち1回ごとにクレジットカードの番号を入力する手間が生じます。

 この「手間」が衝動買いを減らすのです。

「めんどくさい」をそのままに

 ダイエットも同じ要領です。

 買い物がめんどくさい人は、家に食料を買い溜めしていると思います。あるいは、ネットショッピングで定期的に購入しているかもしれません。

 それをやめましょう。

 必要な食料を、必要なときに、わざわざ外へ出て買うようにします。

 まとめ買いをやめてみてください。

 すると、「今日は外に行くのがめんどうだから、1食くらい抜いてみるか」という日ができるようになります。

 そうすると、ダイエットをするクセがつき始めるんですよね。

すべての「習慣」に当てはまること

 というように、悪習を断ち切るためには、それをやるまでの「手間」や「ハードル」をそのままにしておくことが大事です。

 ATMからお金を下ろすときも、一気に10万円を下ろすのではなく、2000円ずつ下ろすようにします。

 すると、「こんなに毎回、手数料を払いたくないから、できるだけ節約するようにしよう……」と、浪費グセが減っていくと思います。

 すべての習慣は、これと同じ仕組みです。

 いきなりいろいろなことをやめたり始めたりするのは難しいでしょうから、何か1つ、どうしても直したいものに取り組んでみましょう。

 1つうまくいくと、2つ3つと、いい習慣が増えていくと思います。その第一歩を成功させましょう。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。