ひろゆきが呆れる「子育てを損得で考える日本人」の特徴ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

少子化が進む日本

 日本はどんどん少子化が進んでいます。

 昨年は1年間で人口が64万4000人、減ったそうです。

 これからの日本を考える上で、「子育ては損か、得か」みたいな考えは、もはや不要だと思います。

 その考えについて、見ていきましょう。

「損得で考える人は子育てしなくていい」

 日本の場合、「子どもができると生活レベルが下がる」というようなことを平気で言ったりします。

 もちろん、お金がかかるのだから、親たちが自由に使えるお小遣いのようなものは減るかもしれません。

 でも、そんなことを考える国は、他にあるのでしょうか?

 世界の人口70億人を考えると、子育てを損得で考える国のほうが珍しいはずです。

「大学に行かせるためにお金がかかるから子どもは1人にしておこう」などと頭の中に浮かぶこともないんですよね。

 そんな損得で考える世代の人たちは、「子育てなんてしなくていい」と、先日お話をしたビッグダディさんは言っていたりします。

「子どものため」は当たり前

 日本だと、菅総理が「不妊治療の保険適用」を政策として実現させました。

「子どものため」の政策は、与党だろうと野党だろうと、日本にとって当たり前に必要なことです。

 政治的な争点として「子どものためになるか、そうでないか」という議論は、そもそも必要ないのかもしれません。だって、全員が子どもが増えることを望んでいるのだから。

 その一方で、自民党は技能実習生として外国人の受け入れをどんどん進めています。

 奨学金で借金を抱える若者を早く救って、安心な生活を送ってもらったほうがいいと思うんですが、みなさんはどう思いますかね?

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。