ひろゆきが教える「毎日の生きがいを簡単に見つける方法」ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「生きがい」を見つけるには?

 みなさん、生きがいを持って生きていますか?

「ああ、今日も忙しかったな」と思うだけで1日を終えていませんか?

 どうやったら、「生きがい」を持って毎日を生きられるか。

 その簡単な方法があるので、それについて述べてみようと思います。

勝手に「言い出したもの」

 生きがいを持つのは、超簡単です。

 なぜなら、そもそも「そんなものはない」からです(笑)。

 どこかに「生きがい」というものがあり、それを見つけられた人は楽しく生きており、自分は見つけられていないだけなんだ……。と、多くの人は思い悩んでいます。

 でも、それって、根本的に間違っています。

「生きがいがある」と言っている人は、勝手に言い出しているだけです。ある意味、意地を張っている状態です。

 とりあえず「これが生きがいです」と言い続けているだけで、そのうち勝手にまわりも、「あの人は、あれが生きがいだよね」という印象を持つようになり、本人もそれを強化していっただけの話なのです。

 だったら、簡単ですね。とりあえず「これが生きがいです」ということを身近に見つけて、勝手に言い出すだけでいいのです。そして、変わればいつでも変えていい。

「1日の終わり」に思い出すだけ

 職業を決めたり、結婚相手を考えるように「生きがい」を重く考えているから、なかなか決まらないだけです。

 それでも、「自分には何もない!」と言うような人は、寝る前に1日を振り返ってみてください。

 そして、「楽しかったこと」だけを思い出してみる。

 多くの人は、むかついたこととか不安とか悩みを思い出そうとするんですけど、寝る前というのは1日の終わりです。

 終わりくらいは楽しく締めくくりましょう。

「何が楽しかったかな?」という問いを立ててみます。すると、何かしら小さなことでも「楽しかったこと」が見つかるはずです。

「生きがい」って、そんなものです。それくらい小さくて些細なことでもいいんです。後付けでも全然いいんですよね。

 ということで、重いテーマを選ばずに、その1日で楽しかったことを振り返り、それを「生きがい」として持ってみてください。めちゃくちゃ簡単だと思いますよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。