マツダ・チエさん(64)は現地時間20日朝のニュースで、米国内を飛ぶ米航空会社の乗客にはマスクを着用する義務がなくなったことを知った。これは一部の米国人にとっては歓喜の瞬間となったが、マツダさんは喜べなかった。「飛行機で自分の席の隣の人がマスクを外すと嫌だよね」。年金生活者のマツダさんは都内のショッピングモールの外でサンドイッチを食べながらこう話した。「コロナとどういう風に共存できるのか見通せていない。その段階では保守的にやったほうがいい」マスクを着用せずに満員の競技場でスポーツを観戦したり、ビジネス会議に出席したり、飛行機に乗ったりする米国人の映像は、アジアの多くの国の人たちにとっては別の惑星のように見える。アジアではマスク着用がほぼ普遍化しており、そうした状態がまだしばらく続きそうだ。
マスク着用義務の撤廃、日米で対照的な反応
日本などアジアの多くの国では、マスクを外すことに慎重
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