ロシアは21日、ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリを制圧したと主張した。だがウクライナ軍は同市の巨大な製鉄所の内部に立てこもり抗戦を続けている。ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相はウラジーミル・プーチン大統領との会合で、ロシア軍が戦略的な要衝であるマリウポリを制圧し、ウクライナ軍が立てこもっている南部アゾフスタリの製鉄所を封鎖したと話した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の報道官は、マリウポリのほぼ全域がロシア軍に占拠されたが、製鉄所での戦闘は続いていると語った。ロシアは前日、国連による21日から4日間の停戦要請を退けていた。