米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は21日、来月の会合で政策金利を0.5ポイント引き上げる可能性が大きいことを示唆した。パウエル氏は利上げに関する自身の見解として、FRBは従来よりも「もう少し早く動くことが適切」と述べた。FRBは9兆ドル(約1150兆円)に上る保有資産の縮小を開始する方針も示しており、インフレ抑制に向け景気刺激策の撤回に力を入れる。パウエル氏はこの日午後、国際通貨基金(IMF)が主催するクリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁とのパネル討論会に出席した。パウエル氏が5月3~4日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合前に公の場で発言するのはこれが最後となる予定だ。