新型C4は、シトロエンらしい造形の5ドアHB。ガソリン/ディーゼル/モーターの3種のパワーユニットがあり、走りは快適性を重視。BEVモデルに試乗した。
強い個性を放つ
ひと目見てシトロエンだとわかるC4
シトロエンのミディアムクラスを担うC4がモデルチェンジした。3rdモデルとなる新型は、過去2世代とは、いろいろな面で異なり、ユニークな存在だ。
最も目立つのはスタイリングだろう。ボディは、新世代シトロエンの幕開けとなったC4カクタス(2014年発表)の流れをくむクロスオーバー処理と、かつての名車、GS(1970年発表)を思わせる6ライトのファストバック造形を融合させた印象だ。強い個性を放ち、ひと目見てシトロエンだとわかる。
多彩なパワーユニット設定も魅力である。1.2L直3ターボ(130ps)と1.5L直4ディーゼルターボ(130ps)のエンジン車に加え、E-C4(Eはキリル文字)を名乗る電気自動車(BEV)が導入された。E-C4のモーター出力は136ps。同じボディで3種類の動力源が選べるのは異例だ。試乗車はE-C4である。