「あべのハルカス」を超える高さ約390メートルで日本一となる東京・常盤橋の「トーチタワー」建設計画。スーパーゼネコンの一角である清水建設が、この工事の受注に向けた優先交渉権者に決まったことが複数の関係者への取材で分かった。今後の正式決定に向けて、詰めの交渉が進んでいる。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

東京駅前に日本一のオフィスビル
業績下方修正の清水が受注へ 

東京駅丸の内側から臨むトーチタワーB棟東京駅丸の内側から臨むトーチタワーの完成予想図

三菱地所が2027年度にJR東京駅北側の常盤橋エリアに完成させる、高さ約390メートルで日本一の「トーチタワー」について、スーパーゼネコンの清水建設が施工の優先交渉権者となったことが、複数の関係者への取材で分かった。総工費は1500億円程度となる模様だ。

 清水建設は2022年3月期通期決算予想を下方修正しており業績への影響が懸念されるが、大阪市の「あべのハルカス」を超える日本最高層ビルの受注に“王手”をかけた格好だ。