4日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表後に行われるジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見では、インフレ退治に向けて来年以降、どこまで金利を引き上げるとみているかが最大のテーマとなりそうだ。背景には、FRBがすでに5月会合で金融引き締めを加速する意向を強くにじませていることがある。FRBは今会合と6月に0.50ポイントの利上げを決める方向で調整しているとみられ、その後もさらに0.50ポイント引き上げる可能性がある。FRBは2000年以降、0.25ポイントずつの利上げしか経験がなく、0.50ポイントなら異例の大幅利上げとなる。FRBはこれに加え、バランスシートの圧縮計画も承認する見通しだ。
FRBが描く金利の道筋、議長会見に注目
来年以降の政策金利引き上げどこまで
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