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働き方が変わり、日本企業の特徴だった終身雇用の意識が経営者と社員の両方においてかなり薄れています。転職のハードルが低くなり、せっかく時間とお金をかけて育てた社員が、より給料や条件の良い会社へ転職してしまった――経営者の嘆きを聞くことも増えました。
小宮一慶小宮コンサルタンツ代表
そんな経営者たちに私が話すことは、「社員がこの会社で働きたい、この会社が好きだと思う理由は、給料の多い少ないだけではない」ということです。そして、会社にとってありがたい社員とは、他社に移れば給料が上がることが分かっていても、この会社が好きだからここで働きたいと言ってくれる社員だということです。
つまり、経営者が本気で社員に長く働いてもらいたいと思っているのなら、会社の魅力を今まで以上に高めることが必要なのです。
では、会社の魅力とは何か。
