米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイが株安に乗じて株式投資を拡大している。同社は2021年末時点で過去最高に近い手元資金を抱えており、ここ2カ月ほどで数百億ドルを投資に充てた。当局への届け出によると、バークシャーは先週、石油大手オキシデンタル・ペトロリアムの株式90万1768株を取得した。オキシデンタルへの投資は2月下旬に始めており、それを買い増した格好。オキシデンタルはバークシャーの保有上位10銘柄に入ったとみられる。バークシャーはそのほか、ここ数カ月で石油大手シェブロンを買い増したほか、ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードの合併・買収(M&A)成立を見込んだ裁定取引を行った。また、パソコン・プリンター大手HPの11%を取得し、保有銘柄トップであるアップルの買い増しも続けた。