中国・上海で16日、一部の店舗が営業を再開した。現地政府は新型コロナウイルス関連の制限緩和について、これまでより具体的な指針を出した。多くの住民が対象となった外出禁止は数週間に及んでおり、北京などではこうした事態を回避すべく、当局が対応を急いでいる。上海当局は、コロナ変異株「オミクロン株」の封じ込めに向けた進展を維持できれば、6月1日から段階的な活動再開を許可すると発表した。上海副市長の宗明氏によると、域内の1日当たり新規感染者数は896人で、域外からの感染は2日連続で報告されなかった。中国全土では、同一域内での1日当たり新規感染は1106人で、3月10日以降で最も少なかった。北京では16日に49人の新規感染が報告され、政府は流行拡大を阻止するため規制を強化している。
上海ロックダウン、解除に希望も 北京では規制強化
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