電動トラックメーカーの米リビアン・オートモーティブが座席の価格を巡り主要サプライヤーを訴えている。この訴訟が原因でアマゾン・ドット・コム向けの電動バンの生産に影響が及ぶ可能性がある。法廷資料で明らかになった。リビアンはオハイオ州の自動車部品メーカー、コマーシャル・ビークル・グループ(CVG)が座席の価格を当初合意した775ドル(約10万円)のほぼ2倍に引き上げたのは契約違反に当たるとして、3月に同社を提訴した。これに対し、CVGは裁判所に提出した文書でリビアンの主張を否定。契約当初の低価格で販売する契約義務はなく、リビアンからたびたび設計変更を依頼されて初めて値上げしたと説明した。リビアンは訴状で、電動バンの特注シートを生産できる業者はほかになく、別の業者を見つけるのに1年以上かかる可能性があると主張している。
リビアン、部品業者と係争 アマゾン用EVに生産停止の恐れ
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