米マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は、全米各地で低失業率や高インフレが続いていることを受け、従業員報酬の拡大を約束した。ナデラ氏は16日、従業員らに対し、成果ベース昇給向けの予算を世界各国でほぼ倍増する計画を伝えた。発表内容に詳しい関係者が明らかにした。同氏はさらに、年次株式報酬を少なくとも25%増額する方針を示したという。背景には、米国のインフレ率が4月に40年ぶりの高水準近辺にとどまったことがある。マイクロソフトの広報担当者は「世界各地での報酬に対するこの投資拡大は、従業員に激しい競争を経験してもらうという当社の継続的なコミットメントを反映したものだ」と述べた。今回のマイクロソフトの動きは、業界情報サイトのギークワイアが先に報じた。
マイクロソフトが従業員報酬を拡大、人材獲得競争の中
成果ベース昇給向けの予算は世界各国でほぼ倍増する計画
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