――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  米バイデン政権は先週、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国10カ国のうち8カ国の首脳を歓待した。ホワイトハウスが「特別サミット」と呼ぶ会合をワシントンで開催することは、理論上は素晴らしいアイデアだった。  フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイなどのASEAN諸国は、米国のインド太平洋地域における政策にとって極めて重要だ。