――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の景気後退を心配するのは早過ぎる。だが企業業績の「リセッション」を案じるのはまた別の問題だ。  景気後退はそれほど頻繁に起こることではない。全米経済研究所(NBER)の景気循環日付委員会によると、1948年以降に景気後退に陥ったのは12回しかなく、この数十年は頻度も減っている。米国が今後景気後退入りすることはない、と言っているわけではない。