最近の米国の政治は、国民の低い期待にたがわない。最新の例は、ニューヨーク州バファローで起きたペイトン・ジェンドロン容疑者による銃乱射事件について、民主党員とメディアの協力者が政敵を非難しようとする見え見えの政治的試みである。最近ではしばしばアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員に見張られながら、事件の悪用を主導しているのはニューヨーク州選出のチャック・シューマー上院議員だ。彼はこの機会を利用して、最近公表され、フォーカスグループが検証した民主党の選挙キャンペーンテーマに取り上げられている「MAGA共和党員」を非難した(MAGAは、ドナルド・トランプ前大統領のスローガンである「Make America Great Again=米国を再び偉大に」のこと)。