組入資産に「世界REIT」が含まれているのが、
他のファンドにはあまり見られない特徴

 アクティブ運用の投資信託のため、運用管理費用は純粋なインデックス型に比べ割高ですが、アセットアロケーション(資産配分)に注力して、リターンを目指すタイプです。

 資産配分比率は、資産クラスごとに上限が決められていますが、積極型の場合、株式への投資比率は制限なし。

 各資産クラスの2021年10月29日時点における実際の組入比率は、先ほどの図のようになっています。

 組入資産に「世界REIT」が含まれている点が、グローバル分散型のポートフォリオとしては、他のファンドにはあまり見られない特徴です。

 また、各資産の投資比率は3カ月に1度の頻度で見直されます。

中野晴啓(なかの・はるひろ)
セゾン投信代表取締役会長CEO
一般社団法人投資信託協会副会長、公益財団法人セゾン文化財団理事
1987年明治大学商学部卒業、クレディセゾン入社。2006年セゾン投信を設立。2020年6月より現職。
つみたてで、コツコツと資産をふやす長期投資を提言。国際分散型投資信託2本を15年以上運用し、
個人の長期資産形成を支えている。客観的な定量評価を行う「R&Iファンド大賞」最優秀ファンド賞を9年連続受賞。
口座開設数16万人、預かり資産5000億円を突破。
主な著書に『最新版 投資信託はこの9本から選びなさい』『投資信託はこうして買いなさい』他多数。