新型コロナウイルスの大流行で広がったハイブリッド勤務――リモート勤務とオフィス勤務を組み合わせた勤務形態――は、仕事で成功する上で最も重要な要素の一つである規則的な睡眠に大きく影響する恐れがある。ギャラップの調査によると、2月の時点で米国の従業員の約42%がハイブリッド勤務で働いていた。ハイブリッド勤務ではリモート勤務の日に遅く起きることもできるため、規則正しい睡眠習慣を守るのが難しいこともある。睡眠が不規則になったり睡眠が不足したりすると、仕事の成果にマイナスの影響が出る恐れがある。ウェズリアン大学の発達心理学者で睡眠と心理社会的適応が専門のロイエット・デュバー氏によると、ストレスを感じたりいらいらしたりすれば、同僚と仕事上の関係を築くのが難しくなることがある。睡眠不足で免疫系が弱くなることもある。