ウクライナ危機をめぐる西側諸国の制裁により、ロシア経済は過去数十年で最大の落ち込みを記録する可能性があるが、通貨ルーブルは逆方向に動いてきた。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データが56通貨を対象に分析したところ、ルーブルは今週、対ドルで2018年以来の水準に上昇し、年初来の上昇率は16%と、ブラジルレアルに次ぐ2番目の大きさだった。ルーブルは3カ月前のロシアによるウクライナ侵攻開始後に付けた安値から150%近く上昇している。為替相場は通常、経済に連動して上下する。ロシアの場合、政府が売りを制限したり買いを強制したりしたことでルーブル相場は押し上げられ、経済の重荷となり始めるほどの水準に達した。オランダ金融大手ラボバンクの外為戦略部門責任者、ジェーン・フォーリー氏は「こうした状況は予想していなかった。資本規制が導入されれば、実態が見えなくなる」と述べた。
ルーブル上昇相場、利下げで歯止めか
ロシア経済低迷でも急騰してきたが
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