米株式市場の乱調を受け、神経質な投資家は市場の内部指標を解析し、安心できる材料を探し求めている。戦争やインフレ、景気減速懸念が原因で、S&P500種指数は現在、年初からの100営業日としては1970年以降で最悪のパフォーマンスとなっている。市場はこの1週間にやや値を戻したものの、投資家は相場が落ち着きを取り戻す時期を見極めるため、オプション取引から投資家心理調査に至るまで、あらゆるものを注視している。アライ・ファイナンシャルのチーフ市場マネーストラテジスト、リンゼー・ベル氏は最近のリポートで、同氏が注視している五つの主要指標のうち四つは極端な水準に到達しないままであり、株価にさらなる下落余地があることを示唆していると述べた。以下にその五つの指標を挙げる。