米マサチューセッツ州在住のルーカス・ディニョーさん(18)は、学校に行く前やスーパーマーケットでのバイトが終わった後に「イー・トレード」の口座を眺めるのが好きだ。最近は損失が出ていることを示す赤い表示ばかりの日が増えた。主な投資対象はS&P500種指数に連動するファンドだ。同指数は今年、50年余ぶりの厳しいスタートとなっているが、ディニョーさんは気にしないようにしている。月に500ドル(約6万4000円)程度を証券口座に積み立てる戦略をやめるつもりはない。「市場にとどまりさえすれば、市場の頃合いを測っている人よりも稼ぐことができる。当然そうするつもりだ」と話すディニョーさんは、6月5日に州内の高校を卒業する。
米株急落に鍛えられる新人投資家たち
トレーダーなら誰しも、初めて遭遇する市場の暴落を乗り越えなくてはならない
有料会員限定
あなたにおすすめ