直前になって予定を中止すると以前は礼儀知らずだと思われたものだが、今では人と付き合う上で当たり前のことのように思える。  テキサス州ヒューストン在住の写真家、クリスティーナ・デュガンさん(30)はこの冬、誕生日の記念に複数の友人とコロラド州にスキー旅行をする予定だったが、40度近い熱が出て参加を見送った。新型コロナウイルス検査の結果は陰性で、体調はほぼ回復したものの、他の人が自分の参加を承知しないだろうと思ったからだ。友人はデュガンさん抜きで旅行に出かけた。  「予定に変更がないかどうかは、そのときが来るまで分からない」とデュガンさんは言う。