バイデン米政権は、40マイル(約64キロ)以上離れたところから標的を狙える誘導式多連装ロケット発射砲(GMLRS)をウクライナに提供する方針だ。米当局者が明らかにした。ウクライナは東部でロシア軍の攻撃に押されており、射程の長い兵器を提供するよう求めてきた。GMLRSは、米国がこれまでウクライナに提供した長距離りゅう弾砲「M777」の約2倍の射程を持つ。米当局者は先週、ホワイトハウスは新たにウクライナに供与するロケット砲について決断が近いと話していたが、具体的にどの兵器を送るのかは明らかにしていなかった。当局者は5月30日夜、GMLRSを提供する目的について、ウクライナがロシア領土内にも戦場を拡大できないよう確実にしつつ、東部ドンバス地方を侵略しているロシア軍に対する攻撃力を増強することだと説明した。
米、ウクライナに精密誘導ミサイル供与へ 射程2倍
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