米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は2030年までに北米の「ビュイック」シリーズを完全に電気だけで動く純EV(電気自動車)に切り替える計画だ。GMは1日、24年に発売する電動SUV(スポーツタイプ多目的車)を皮切りに、ビュイックシリーズを純EVに切り替える計画を明らかにした。この電動SUVは米国向けでは同社初の純EV。GMは詳細の説明を避けた。EV化に当たり、GMは1990年ごろまで使用していたビュイックの過去の車種名「エレクトラ」を復活させる。広報担当者によると、GMは今後発売するビュイックEVに全てエレクトラと英数字の識別子をつける予定だ。GMは35年までにグローバルな車両ポートフォリオのほぼ全てでEVを提供する戦略を掲げており、ビュイックのEV化もその一環。高級車ブランド「キャデラック」については、30年までにEVに一本化する計画を発表済みだ。