新年度になって約2ヵ月が経ち「仕事に慣れない」「周りの人と打ち解けられない」など新たな悩みも出る頃だろう。そうした仕事にまつわる多くの悩みを圧倒的な説得力をもって解決するのが、プロデューサー・佐久間宣行さん初のビジネス書『佐久間宣行のずるい仕事術』だ。
発売後1週間足らずで重版が決まり、早くも10万部を突破した本書には、SNSで「働くすべての人に読んでほしい」「人生の教科書にします」と絶賛コメントが多数寄せられている。本連載では本書から内容の一部をお届けする。
「楽しそう」を
最強のアピールにする
笑顔でも、大きな声でも、でっかいリアクションでもなんでもいい。
とにかく楽しそうに働く。
そして、その姿をまわりや上司にアピールする。
「やりたい仕事をやると、こんなにご機嫌に働くのか!」。そう思ってもらえると、楽しい仕事を振られたり、任せてもらえるようになる。
「ご機嫌に見せる」にはメリットがある
楽しそうにすることは、「この仕事がやりたかった」という、まわりへのアピールになるうえに、チャンスをくれた上司に対して「この仕事をさせてくれてありがとう」という感謝を伝える意思表示にもなる。
もちろん「楽しい」は言葉で伝えてもいい。
いずれにしても、与えられた仕事に対してポジティブなフィードバックを返すと、それがいい循環を生む。「ご機嫌にみせる」メリットは計り知れない。
「いい仕事が回ってこない」には原因がある
逆に、やりたい仕事をやっているはずなのに言い訳ばかりしたり、いつも不機嫌だったりすると、まわりのテンションは下がる。
次の仕事がなかなか回ってこなくなる。
組織にいるうえで、不機嫌でいるメリットなど一つもないのだ。
村上龍さんもその著作『テニスボーイの憂鬱』の中で、「他人に対してできることは、キラキラと輝いている自分を見せてやることだけなのだ」と書いていた。
僕はその言葉に強い影響を受けて、20代の下っ端のときも、中堅になってからも、フリーランスになってからも、楽しそうに働く姿を見せることを大事にしてきた。
あなたがいますぐやるべきたった1つのこと
人生で関われる人の数なんて知れている。
だったら自分の輝く姿を見せて、毎日、楽しく仕事をしよう。そのほうが断然トクだと思うのだ。
(『佐久間宣行のずるい仕事術』より)
※本書には、この他にも、たくさんの仕事術が収録されています)