世界の企業と消費者によるメタバース(仮想空間)関連の年間支出額は2030年までに5兆ドル(約675兆円)に達する可能性がある。コンサルティング会社マッキンゼーの新たなリポートで明らかになった。それによると、メタバースでの電子商取引はこのうち2兆~2兆6000億ドル、仮想広告は1440億~2060億ドルとなる見通し。一方、昨年の人工知能(AI)関連の支出は930億ドルだったという。11カ国の消費者3104人や、10カ国・15業界の448社の幹部を対象とした調査などから、新たな推計値を発表した。このリポートでは、メタバースはゲーム、人との交流、フィットネス、商取引、遠隔学習という5つのタイプの日常活動を含むようになると予想している。マッキンゼーのシニアパートナーのラレイナ・イー氏は「最も関心が高い事柄は人とのつながりであろうことを示している」と述べた。
メタバースへの年間支出額、30年までに5兆ドルにも
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