米グーグルは15日、傘下の動画投稿サイト、ユーチューブのショート動画サービス「Shorts(ショート)」を毎月視聴するユーザーが15億人を超えたことを明らかにした。2020年に始まった同サービスが、ショート動画アプリの「TikTok(ティックトック)」に匹敵する規模に成長したことを示す数字といえそうだ。ショート動画がソーシャルメディアの利用方法の中心になる中、市場シェアを巡る競争も激化している。ユーチューブはグーグルの主要事業の1つで、昨年の広告収入は280億ドル(約3兆8000億円)を超えた。ただ、最近では中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下のTikTokや、米メタ・プラットフォームズ傘下インスタグラムの「Reels(リール)」といったショート動画サービスに脅かされるようになった。