米道路交通安全局(NHTSA)は15日、国内で起こった運転支援機能が絡んでいるとみられる自動車事故の報告件数で、電気自動車(EV)メーカー、テスラの車両がメーカー別で最多に上ったと明らかにした。このような事故を米政府が調査したのは今回が初めて。NHTSAによると、これまで運転支援機能が事故時か、その直前に作動していた状況で発生した事故の報告が400件近く寄せられた。このうち、3分の2以上がテスラ車で発生したという。ただ、一連の制約があるとして、今回のデータに基づいて各メーカーの技術の安全性について結論を出すべきではないとの立場を示した。例えばデータは各社が報告するもので、特定期間に各メーカーが販売した車両にどの程度運転支援機能が搭載されていたかや、これらの車両の走行距離などは考慮していないという。