米デルタ航空は空港のラウンジでノートパソコンを開いて何時間も滞在する旅行者に対し、「長居は禁止」という新たなメッセージを送っている。「われわれはウィーワークではない」と、デルタ航空の空港ラウンジ「デルタ・スカイクラブ」のマネジングディレクター、クロード・ルーセル氏は語る。デルタ航空は今月、米航空会社として初めて、空港ラウンジで長時間滞在する乗客に制限をかけた。空港ラウンジには無料の食べ物や飲み物があり、Wi-Fiや十分な数の電源コンセント、居心地の良いスペースが備えられ、シャワーが使えるところもある。新しい方針では、利用資格を持つ乗客がラウンジを使えるのは出発時間のちょうど3時間前からとなっている(乗り継ぎや遅延が発生した場合はこの方針の適用外)。すべての旅行者がこれだけの時間をラウンジで過ごすことを必要としているわけではないが、国内線の出発にも3時間以上前の到着を求めている空港もある中で、このオプションがなくなることは、これまであったサービスをまた一つ失うということだ。