16日の米株式相場は大幅反落。ダウ工業株30種平均は2021年1月以来となる節目の3万ドル割れで引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は前日終了した連邦公開市場委員会(FOMC)会合で0.75ポイントの利上げを決定。ジェローム・パウエル議長は、この利上げ幅が通常化することはないと示唆し、株の買い材料となった。そうした楽観ムードがこの日は後退した。ダウ平均の終値は前日比741.46ドル(2.42%)安の2万9927.07ドル。S&P500種指数は123.22ポイント(3.25%)安の3666.77、ナスダック総合指数は453.06ポイント(4.08%)安の1万0646.10で引けた。FRBは1994年以来となる0.75ポイントの大幅利上げに踏み切ったものの、市場ではおおむね予想されていた動きだった。