アンディ・ジャッシー氏は、事業を急拡大することで有名なアマゾン・ドット・コムで最も急成長した部門の一つを長年にわたって運営していた。同社の最高経営責任者(CEO)に就任してから1年近くがたち、同氏はブレーキのかけ方を学びつつある。アマゾン史上最大規模の業績悪化に見舞われる中、ジャシー氏は新型コロナウイルス禍に猛スピードで拡大した電子商取引(EC)事業の余剰能力やリソースの削減に取り組んでいる。一方で、低迷する同事業の売り上げを回復し、他部門の成長を促そうと奔走している。その多くは、ジャシー氏の師であるジェフ・ベゾス前CEOの下で行われたEC関連の取り組みを軌道修正することを狙いとしている。ベゾス氏は昨年7月にCEO職をジャシー氏に譲り渡し、会長に就任した。
アマゾンCEO就任1年、ベゾス氏の拡張路線を軌道修正
過剰リソースを削減し、業績好転目指す
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