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共働きだと「夫婦別財布です」という家庭は少なくありません。しかし、お互いにいくら収入があり、どんなことにいくら使っているのかさえ知らないままだと、将来の家計が心配です。妻は会社役員、2人合わせて月に約150万円の手取りがあるのに、先行き不安な夫婦の“懐事情”とは……。（家計再生コンサルタント 横山光昭）
「夫婦別財布」な家庭の家計管理はどうすべきか？
家計管理の中では、たびたび「夫婦別財布」が問題となります。夫婦別財布であっても、しっかり情報共有し、互いのことを把握して上手に支出管理をし、お金をためているご夫婦はたくさんいらっしゃいます。しかし逆に、互いのことには干渉せず、いくらの収入があるのかも知らなければ、お金をどう使っているのかも知らないというご夫婦も昨今は増えているものです。
貯金が増えない、できない、教育費も老後資金もためられない。自分はお金があるけれど、相手のことは知らない。相手が持っているだろうから、自分は貯金しなくても大丈夫。そう思っていたのに、よくよく話を聞いてみると実際とは異なり、将来の予定が全く違ってしまうという方々も多くいらっしゃいました。
やはりご夫婦は、お金についても風通しが良く、協力しながらやっていくのがよいと思います。ただ、互いのことはある程度知っていても、理解することも協力もすることもなく、互い違いになりながら暮らしているご夫婦もいます。それぞれ、確たる思いがあり、譲れない部分があるのでしょうが、それこそ話し合いを重ね、今後についての方針などを共有して歩み寄ることを考えたほうがいいのではないかと思うのですが、なかなか難しいようです。
