街中を歩きながら笑顔で話す男女写真はイメージです Photo:PIXTA

「自分は好かれているのか、それとも嫌われているのか」――職場や恋愛で、相手の本心が気になった経験は誰にでもあるだろう。実は、本人が隠しているつもりでも、好意は何気ない「しぐさ」や「声」に表れることがある。では、どこに注目すれば相手の本音を見抜けるのか。心理学の研究から、人の気持ちを読み解く意外なヒントを紹介する。※本稿は、心理学者の内藤誼人『10秒で本音を見抜く心理術』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

好意は無意識の
「まね」に表れる

 上司や先輩になり、下の人間を指導しなければならなくなると、部下や後輩から自分がどのように評価されているのかが気になってくるものです。

「自分はひょっとするとものすごく嫌われているんじゃないか」などと不安に感じることもあるでしょう。

 こんなとき、もし相手に好かれているかどうかが気になるのなら、一緒にいるときの相手の表情や姿勢、声に注目してみましょう。もし好かれているのなら、部下や後輩が自分のことをそっくり真似ているような表情やしぐさをしていることがわかるはず。

 私たちは好きな人と一緒にいると、なぜか相手と同じような表情や姿勢をとるようになります。

 この現象は、「シンクロニー」(同調現象)と呼ばれています。

 お互いに肌が合うと感じたり、相性が良いと思っていたりすると、シンクロニーが増えます。長年連れ添った夫婦は、似たような姿勢でテレビを見ていたりするので微笑ましく感じるものですが、ビジネスシーンでもシンクロニーはよく見られます。

 お互いに好意を持っている場合には、同じように足を組んで座ったり、同じようにペンを指に持ったまましゃべったりします。