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「コロナ禍の影響で、住宅ローンの返済に行き詰まってしまった」という相談が増えています。実際、返済困難者は8万人、住宅ローン返済の条件変更希望者は1年半で約5万5000人と深刻な数字です。会社勤めで、収入が目に見えて激減したわけではない、それなのに返済が困難になってしまうという、その理由とは?(家計再生コンサルタント 横山光昭)

給与がちょっと減ったとはいえ、
日々の生活には困っていないのに……

 住宅ローンの返済に困るという人は、いつの時代でもいらっしゃいます。しかし、昨年は新型コロナウイルスの影響で、返済に困る要素が全くないはずだったのに行き詰まってしまった、という方が通常よりも多く相談に来られていました。その原因の中でも大きいのは、「自粛による減収」です。

 毎月の収入が激減したというような、飲食関係などの方なら分かりますが、「給与は減ったと言えば減ったけれど、交通費や残業代がなくなった程度で、日々の生活費には困っていない」という方も多かったのです。