他人とのコミュニケーションは、気を遣うし疲れます。
けれどなるべくラクに、自分らしく、たのしく会話したいもの。そして良い印象も与えたい! ですよね。
この連載では、日本郵政や法務省、日本コカ・コーラ、日産自動車、日本アイ・ビー・エムなど多くの省庁や企業で講演や研修を担当し、15年間にわたって約7万人の老若男女にコミュニケーションを教えてきた『オトナ女子のすてきな語彙力帳』の著者、吉井奈々さんが「自然体のまま」で「相手も自分も大切にするコミュニケーション」のコツをご紹介します。(初出:2022年7月14日)

感情表現が上手な人は「嬉しいです」を何と言い換える?【書籍オンライン編集部セレクション】Photo: Adobe Stock

感じいい人は「超」を使わない

 感じのいい人は、感情表現も豊かです。

 いつも嬉しい気持ちを何と伝えますか? 例えば、

「嬉しいです」
「超嬉しいです」

 の表現。

 これらもシンプルで使いやすいぶん、いつも同じ表現になってしまって飽きますよね。また、「超」という言葉を使い過ぎるのは控えましょう。幼稚な印象になります。

 落ち着いた雰囲気で伝えたい時は、

「心からうれしく思います」

 と言ってみましょう。「思います」を添えるとグッと大人な印象になります。このようにいろいろな角度から喜びを伝えてみましょう。

目上の人に「嬉しい」を伝える時は?

「大変光栄です」

 これは目上の人にも使いやすい表現です。「幸甚の至りです」という表現もありますが、耳慣れない言葉なので不自然に聞こえることも。さらっと言える「光栄です」のほうがおすすめです。

「とっても嬉しい!」を伝える時は?

 とっても嬉しい! という気持ちを伝えたい時は、

躍ります」
がいっぱいになりました」

「心」「胸」という言葉で感情を表現すると、いっそう喜びが伝わります。パッと口にしやすい言葉でもあります。

 他にも動作を盛り込んだ言葉で表現すると伝わりやすくなります。例えば、

浮き立つ思いです」
舞い上がるような気持ちです」
「思わず小躍りしたくなります」

 声に出して言うのは恥ずかしいと思ったら、まずはメールなどのテキストメッセージで使ってみてください。

言葉だけでは「嬉しさ」は伝わらない

 嬉しい気持ちを伝えるときに、まず大切なのは「言葉と表情をセット」にすることです。

 表情にはいろいろあります。たとえば元気な満面の笑み、はにかむようなやわらかい微笑み、子どもを眺めるような慈しみあふれる笑みなど。

 言葉にどんな表情を添えるかで、うれしさの伝わり方はまた変わりそうですね。

擬態語で伝えてみる

 心に響いた心情を擬態語で表すのもいいですね。例えば、

グッときました」

 ほかに「ジーンときました」という表現も。

 安心できてうれしかったシチュエーションで使えるのは、

ホッとしました」

 シンプルな言い回しで、使いやすいですよ。

 他にも「胸をなでおろしました」「安堵しました」なども使えます。

メールや電話で「嬉しさ」を伝える時は

 会えない場合は、メールなどでお礼のひと言とともに写真を添えて、「言葉+笑顔の写真」をセットで送るのもいいですね。御中元や贈り物をいただいたときにもおすすめの方法です。電話の場合も、目の前に相手がいることを想像しながら話すと、気持ちが伝わりやすくなりますよ。

嬉しさを表すリアクションは「大」で

 相手がしてくれたことに対して、「嬉しい」「これからもやってほしい」と思ったときは、嬉しさのリアクションを「大・中・小」3つのレベルに分けた場合の「大」で表しましょう。あなたの反応次第で、相手は「またやってあげたいな」と思ったり、「何か間違っていたかな?」と不安に感じたりするものです。喜びは大げさなくらいに表現するのが吉です。

『オトナ女子のすてきな語彙力帳』では、無理なく自然体でできるコミュニケーションのヒントをたくさん紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
(本記事は『オトナ女子のすてきな語彙力帳』をもとに編集しています)