![経営者の「辞め時」の決断で最も重要なこと、老害になる人が失う視点とは](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/e/8/650/img_e8a0f4f47171d6ee35ee0ae0db3a605e610804.jpg)
生涯現役の働き方は
アメリカでは一般的
![小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/b/250/img_6b3e0e3b22b439b71ec59523a3d4538948097.jpg)
小宮コンサルタンツ代表
人生100年時代を迎え、「生涯現役」を志向するビジネスパーソンが増えているという話をよく聞きます。
実は、アメリカの会社の多くには定年制がありません。年齢を理由にした差別が禁止されているからです。私が役員をしている会社のアメリカ子会社のパーティーに出たときに、76歳の元社員が「2年前まで働いていました」というスピーチをしていたくらい、生涯現役は当たり前のこと。
だから60歳、70歳になっても働きたい人は働くし、年金がもらえるとか、ある程度の蓄えがあってリタイアしたい人は退職します。いずれ日本企業も、定年延長から定年廃止へ向かうことになるかもしれません。
経営者が引退のタイミングを逃すと
会社は成長機会を失う
一方で日本の中小企業でも、さまざま理由で生涯現役を貫く経営者が珍しくありません。