コロナでも右肩上がりのプロテイン市場。国内外の企業がシェアを拡大しようとしのぎを削っているが、日本における勢力図はいかなるものなのか。それぞれの特徴やプロテイン市場の展望を流通アナリストの渡辺広明氏に聞いた。(清談社 沼澤典史)
10年で4倍に成長
2026年に3000億市場に
プロテイン市場が好調だ。調査会社の富士経済によると、プロテインパウダーや飲料、お菓子などを含めたタンパク補給食品の国内市場は、2021年は2200億円を突破したとみられ、10年前の558億円と比較して約4倍になったという。さらに、2026年には3218億円になると予測されている。
また、タンパク補給食品の中でもプロテインパウダーが占める比率は大きく、2021年には930億円とみられ、2026年には1500億円に上ると試算された。