“日本一アウトプットする”精神科医の樺沢紫苑氏が今、「全サラリーマンが読んでおくべき、最強の一冊がある」という。
それが『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』(サラタメ著)だ。
著者のサラタメ氏は6年前にブラックな職場でボロボロ→4年前にホワイト企業に転職&副業開始→現在登録者66万人超えサラリーマンYouTuberとなった。SNSではサラタメさんの癒しの言葉が多くの共感を集めている。では、樺沢氏に「絶対に成功する副業、たった1つのポイント」について教えてもらおう。
絶対に成功する副業「ただ1つ」のポイント
チャンネル登録者数66万超のサラリーマンYouTuberサラタメさんの初の著書【シン・サラリーマン】で、私が一番感銘を受けたのが「STEP2:副業力」のパートでした。
その中で「やるべき副業のたった1つの条件」ということで、「テコが効いているかどうか」があります。
樺沢的に副業の成功する条件1つお伝えしましょう。
それは、自分に合った副業をする、ということです。
私は精神科医をしながら、「ウェブ心理塾」というインターネット上の勉強会を12年以上運営しており、数千人の塾生に対して、情報発信や副業を指導してきました。
その結果、成功する副業と成功しない副業について膨大なデータを持っています。
よく「最短で10万円を稼ぐ副業の方法教えてください」といった質問をいただきますが、その最適な方法は人によって違うのです。
自分がやって、「楽しい」副業は、長続きします。
結果として、収入も増えていきます。
一方、自分がやってみて、「楽しくない」「つらい」副業は長続きしません。
他の人にとって極めて稼ぎやすい副業であっても、1ヵ月も続かなければ、結果を出すことは不可能です。
たとえば、「メルカリ」はスタートして即収入を得られる面では初心者にも非常に取り組みやすい副業としてオススメです。
しかしながら、商品を梱包し発送するといった、几帳面な仕事が向かない人も多いのです。
単純な事務作業が苦手な人には、メルカリはどんなに稼げても「苦行」でしかないでしよう。
「インプット型副業」と「アウトプット型副業」とは?
サラタメさんの【シン・サラリーマン】では、「ディレクター型」と「インフルエンサー型」という新しい副業形態の2パターンが紹介されています。
私は、「インプット型副業」と「アウトプット型副業」に大別します。
「インプット型副業」とは、決まった作業を、決まったように行う。
メルカリ、ヤフオクのようなの副業です。
自分で顔出しすることもなく、自分が副業していることも誰にも知られずに、家でひっそりとコツコツできる副業。
非常に地味ですが、単純反復作業が得意な人には向いているでしょう。
一方、「アウトプット型副業」とは、一番わかりやすいのがYouTuberです。
あるいはSNSでのインフルエンサーやブロガーなどがそうです。
自分が出演したり、文章を書いて自分を表現したりすることで収入を得ていく。自分自身が有名になることで収入が増えていくというのが「アウトプット型副業」です。
人前で話すのが得意だったり、文章が得意だったりすると非常に向いています。
収入を得るまで非常に時間がかかりますが、楽しいのでいつの間にかフォロワーが増え、収入も増えていきます。
8年間「毎日」更新できる秘密
私はYouTube「精神科医・樺沢紫苑樺チャンネル」というチャンネルを8年前から行っており、8年間「毎日」更新し、累計で3500本以上の動画をアップしています。
現在、35万フォロワーいますので、かなりの広告収益があります。
毎日が楽しいので、続けていくのが、全く苦痛ではありません。
とにかく、「自分に合う副業」でなければ、継続できないし、長続きもしません。それでは10万円稼ぐことも不可能なのです。
ただ、自分には合うかどうかは、「やってみないとわからない」部分もあるので、いろいろな副業を、とりあえずやってみる。
そうした、フットワークの軽さは、とても大切でしょう。
これからは、副業があたりまえの時代になるので、サラタメ著【シン・サラリーマン】をぜひ読んでみてください。
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、YouTubeチャンネル「樺沢紫苑の樺チャンネル」やメルマガで累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。
コロナ禍に22万部のベストセラーとなった著書『精神科医が教える ストレスフリー超大全』(ダイヤモンド社)のほか、シリーズ80万部の大ベストセラーとなった著書『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』(サンクチュアリ出版)など30冊以上の著書がある。