米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制に取り組む中で、リセッション(景気後退)を招く水準にまで金利を引き上げるとの見通しがエコノミストの間で強まっており、FRBの「行き過ぎ」への懸念が広がっている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が実施したエコノミスト調査によると、今後12カ月に米国が景気後退入りする予想確率は7月は平均で49%となり、1カ月前の44%から上昇した。1月は18%だった。エコノミストの約46%は、FRBは金利を過度に引き上げ、不必要な景気低迷をもたらすと予想。インフレと成長とのバランスをとるためFRBは金利を適切な水準に引き上げるとみる割合は42%だった。利上げ幅が不十分になるとの見通しは12.3%となった。
FRBの利上げ、「行き過ぎ」懸念広がる=WSJ調査
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