近頃、次の仕事を最速で見つける方法の一つは、自分が解雇されたことをソーシャルメディアで公表することだ。労働市場は堅調が続くが、解雇はここ数カ月で増えた。ネットフリックス、テスラ、JPモルガン・チェースの3社は過去2カ月ほどの間に人員削減を公表している。ハイテク・航空宇宙・旅行分野などの企業も、間もなく解雇通知を出す機会が増えるだろうと警告する。一方で米企業は大量の欠員を埋めるために採用を続けている。そこで最近解雇されたばかりの人々の多くは、愚痴を書き込み、また素早く再就職するために、ソーシャルメディアに向かっている。クビになったと公表することは、以前は恥でありタブーだと考えられていた。それが今では売り込みの手段となり、多くの人々がツイッターやビジネス向け交流サイトのリンクトインといったインターネット・プラットフォームを使い、職を失って数週間後には次の仕事を確保している。