以前、経営層を目指すようなミドル層の人は、キャリアアップのために転職を決断することも多いという話をしました(詳細は、『「ミドル層の転職」で成功する人が絶対に破らない“三つの心得”とは 』を参照)。
小宮コンサルタンツ代表
しかし、社内で突出した実力を発揮する“スター人材”が転職を決断する理由は、キャリアアップだけではありません。自身が働く「幸せ」を感じることができなければ、不満を募らせて転職を決断するでしょう。
会社が社員に与えられる「幸せ」には二つあります。一番目が「働きがい」、二番目は「経済的な幸せ」です。この順番が大切です。
働きがいを作るのは
「成果」に対する正当な評価だ
一番目の「働きがい」とは、社員がお客さまや働く仲間に喜んでもらい、その結果自分も働くことが楽しいということによって得られるものですが、そのやっていることを正当に評価されているということも大切です
そのことは、私が言う「良い仕事」と大きく関係します。働きがいを感じ、成果を出せる仕事のことを私は「良い仕事」と表現しています。