2021年1月6日に米連邦議会議事堂で起きた襲撃事件について調査している下院特別委員会でホワイトハウスの元高官らが証言し、ドナルド・トランプ大統領がマイク・ペンス副大統領(肩書はいずれも当時)を批判したツイートが決定打となり、辞任を決めたことを明らかにした。トランプ氏は襲撃開始後の同日午後2時24分に行ったツイートで、「マイク・ペンスはやるべきことを成す勇気がなかった」と述べた。これは、その日の上下両院合同会議でジョー・バイデン大統領の当選が認定されるのをペンス氏が阻止しなかったことに言及したものだった。トランプ政権下で大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)を務めたマット・ポッティンガー氏は「このツイートは、われわれが当時本当に必要としていたこと、すなわち緊張緩和とは正反対のように思えた」と述べた。