米アマゾン・ドット・コムは、同社プラットフォームに投稿する商品の偽レビューを募っていたとして、1万件余りに上るフェイスブック上のグループ管理者を提訴している。アマゾンは管理者の詳細を公表していないものの、グループの一つが「アマゾン・プロダクト・レビュー」だと特定している。同社によると、このグループには4万3000人超のメンバーが所属していた。アプリやレストランや商品など、レビューの存在するところならどこにでも、不正操作は存在する。米インターネット販売最大手のアマゾンにそれがあるのは不思議ではない。第3者の販売業者が無料で商品を提供したり報酬を支払ったりしてレビューの投稿を促すことはアマゾンの規則に違反する。だが実際には多くの業者が行っており、フェイスブックのようなプラットフォームで画策して見つからないようにしている。フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズの広報担当者は「偽レビューを促すグループは当社の規約に違反するものであり、閉鎖する。この件に関してはアマゾンと協力している。今後も業界一丸となって偽レビューに対処していく」と述べた。