米ツイッターが22日発表4-6月期(第2四半期)決算は減収で赤字転落し、赤字額が2億7000万ドルに上ったうえ、米国の収益化可能な(広告を目にする)デーリーアクティブユーザー数(DAU)は市場予想を下回った。心変わりしてしまった著名実業家イーロン・マスクを相手に法廷で強引に身売りを迫ろうするツイッターにとって、決して誇らしいとはいえない決算内容だ。22日午前のニューヨーク株式市場の取引では、決算発表が材料視されることなく、ツイッター株はほぼ変わらずで推移した。マスク氏が4月に1株当たり54.20ドルで買収に合意した際は、同社株が急騰していた。マスク氏がツイッターに対する440億ドルの買収案を撤回したことを巡る裁判で、今週に入りデラウェア州の裁判所は、審理の迅速化を求めるツイッターの申し立てを承認し、10月に5日間の審理を行うことを決めた。これはツイッターにとって朗報だ。なぜなら、マスク氏は可能な限り事態を長引かせたいと考えており、そうなれば訴訟費用がかさみ、業績が悪化する中、ツイッターは最終的に和解に追い込まれることになるからだ。