画像共有・メッセージアプリ「スナップチャット」を運営する米スナップは21日、同社の先行きについて極めて厳しい見通しを示したことは確かだ。とはいえ、投資家は細部に目を凝らした方がいいかもしれない。スナップは5月下旬、第2四半期(4-6月期)の業績の一部について、1カ月前に公表した同社の予想レンジ下限を下回る恐れがあると警告した。要因として、マクロ経済環境の悪化を挙げた。21日の決算発表では売上高の伸びは13%にとどまり、4月時点の予想レンジ下限を7ポイント下回った。スナップは7-9月期の売上高と調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)について、具体的な見通しを公表することを控えた。ただ、これまでのところは売上高は前年同期比でほぼ横ばいになるとの見通しを示し、先行きは依然として「非常に厳しい」とした。21日の決算発表直前の株価は過去1年間で約75%下落していたが、引け後の時間外取引ではさらに26%下げた。