地域が「持続度」を維持すること、すなわち「消滅しない」ためには、住民たちが暮らしに幸福を感じ、生活に満足し、地域への愛着を持って、ずっと住み続けようと考えることが重要である。
ブランド総合研究所は、都道府県ごとに住民の幸福度や定住意欲度、住民の悩みや地域の課題などを数値化する調査『第4回地域の持続性調査2022』を実施。調査において地域の持続性に関する4つの指標(幸福度・生活満足度・愛着度・定住意欲度)の平均値を、都道府県の「持続度」として算出した。
4つの指標が高いほど「まち」の持続性が上がり、他県に移住したい人が少ないため「消滅しないまち」と考えることができる。
今回は、この「持続度」の高さで自治体に順位をつけた「消滅しない都道府県ランキング」を紹介する。
沖縄県が3年連続1位
上位を九州地方が独占
「消滅しない都道府県ランキング」1位は、3年連続で沖縄県(持続度〈以下同じ〉78.9点)となった。2位は福岡県(77.4点)、3位には同率で宮崎県・鹿児島県(75.7点)がランクインした。宮崎県は昨年の9位から、鹿児島県は12位から大幅に上昇している。